2012年1月22日日曜日

システムトレードで成功するために重要にも関わらず多くの人が無視、誤解していることについて(4)

前回の続きである

「FXのような売りからも買いからも入ることの出来るレバレッジのかけられる証拠金取引の場合は、固定比率トレーディングはどう考えるべきでしょうか?」

という部分から始めたいと思います。

固定比率トレーディングとは何かについては前回の記事をご覧下さい。

ここでは、FXでの固定比率トレーディングを以下のように考えることにします。

  1. 1ロットのトレードで発生する可能性のある最大損失額の絶対値を1単位と考えます。
  2. その最大損失が発生したとき、投資した額がすべて失われたものと考えます。すなわち、1ロットのトレードは、1ロットのトレードで発生する可能性のある最大損失額を投資していると考えるわけです。なので、例えば、トレードにより最大損失の絶対値に等しい利益が発生したときには、投資した額が2倍になって回収できたと考えます。
  3. このように考えて、トレードで生じる可能性のある最大損失額、すなわち、トレードするロット数*1ロットでの最大可能損失額の絶対値が、現在の証拠金(=資産)額の何倍になっているかでポジションの大きさを計ることにし、そのポジションの大きさをfで表すことにします。すなわち、現在の証拠金がトレードで生じる可能性のある最大損失額の4倍であるならばf=1/4=0.25になります。


このようなfを考えたとき、fが大きいほど大きなレバレッジをかけてトレードしていることになります。

以前、以下のことを述べました。

多くの人が、レバレッジを大きくすれば、リスクは大きくなるかもしれないが、その分(平均的な)利益も大きくなると何となく考えています。

しかしながら、このことは実は誤解であると言いました。



これは固定比率トレーディングの言葉で言えば、

多くの人が、「fを大きくすれば、リスクは大きくなるかもしれないが、その分(平均的な)利益も大きくなる」と何となく考えています。

という表現になります。

これが正しいのかどうか次回から見ていくことにします。

2012年1月16日月曜日

システムトレードで成功するために重要にも関わらず多くの人が無視、誤解していることについて(3)

前回、

「適切なレバレッジ」に関しても、多くの人が誤解をしています。
多くの人が、「レバレッジを大きくすれば、リスクは大きくなるかもしれないが、その分(平均的な)利益も大きくなる」と何となく考えています。
しかしながら、このことが実は誤解である

ということを述べました。

今回から、このことが実は誤解であるということを論じたいと思います。

ここでは厳密な議論を行うために、

トレードでのレバレッジのかけ方は固定比率トレーディング(fixed fractional trading)にしたがって行う

ということを仮定します。

固定比率トレーディングとは、

常に現在の総資産の固定比率f (0 <= f <=1)を投資にまわす利益再投資を行う投資法

のことです。

この固定比率トレーディングは、投資法としてはかなりアグレッシブなものかもしれませんが、考え方としてはまあ自然なものではないでしょうか?

固定比率トレーディングは、元々株式等への投資への考え方から生まれたものだと思いますが、FXのような売りからも買いからも入ることの出来るレバレッジのかけられる証拠金取引の場合は、固定比率トレーディングはどう考えるべきでしょうか?
これについては、次回お話します。

2012年1月7日土曜日

システムトレードで成功するために重要にも関わらず多くの人が無視、誤解していることについて(2)

前回、システムトレードで長期に渡って利益を積み上げていくためには、「優れたシステムを使うことが前提になる」。
しかしながら、「この前提には、その前に絶対に必要とされる更なる前提があります」ということを述べました。
さらに、「多くの人はその絶対に必要とされる更なる前提の方を見落とすか、あるいは、無視しています。」ということも述べました。

その「更なる前提」とは、何かお分かりになったでしょうか?

答えは、「適切なポジションサイズを取る」ということです。
これは、言い換えると、「適切なレバレッジを取る」、「適切な資金管理を行う」ということです。
これは、システムトレードで長期に渡って利益を積み上げていくためには絶対に必要とされることなのですが、多くの人はこのことを見落とすか、あるいは、無視、軽視しています。



では、「適切なレバレッジ」とは、どのようなものでしょうか?

「適切なレバレッジ」に関しても、多くの人が誤解をしています。

多くの人が、「レバレッジを大きくすれば、リスクは大きくなるかもしれないが、その分(平均的な)利益も大きくなる」と何となく考えています。

しかしながら、このことが実は誤解であることを次回から示していきたいと思います。

2011年12月24日土曜日

システムトレードで成功するために重要にも関わらず多くの人が無視、誤解していることについて(1)

「システムトレードで成功する」、すなわち、「システムトレードで長期に渡って利益を積み上げていく」ためには、どうしても深く理解しておくことが必要であるに関わらず、多くの人が見落としていたり、無視していたり、あるいは、誤解していることについて、これから何回かに分けて論じたいと思います。


では、早速ですが、「システムトレードで成功する」、すなわち、「システムトレードで長期に渡って利益を積み上げていく」ために前提となる最も重要なことは何でしょう?

「実トレードにおいて利益の出せる優れたシステムを作って(あるいは、選んで、購入して)使う?」


そうですね。確かに、システムトレードで長期に渡って利益を積み上げていくためには、優れたシステムを使うことが前提になると思います。

しかしながら、この前提には、その前に絶対に必要とされる更なる前提がありますが、多くの人はその絶対に必要とされる更なる前提の方を見落とすか、あるいは、無視しています。

この更なる前提をクリアしていないと、いくら「実トレードにおいて利益の出せる優れたシステムを作って(あるいは、選んで、購入して)使った」としても、「システムトレードで長期に渡って利益を積み上げていく」ことは出来ないにも関わらず...

では、この絶対に必要な更なる前提とは何でしょう?
答えは、次回書きます。

2011年11月24日木曜日

あのマット今井氏のマットキャピタルマネジメントがEAを発売!

マット今井こと今井雅人氏が率いるマットキャピタルマネジメント監修のEA(MT4専用自動売買プログラム)が発売されました。
詳しいプレスリリース内容はこちらです。
また、EAランキングでの現在の成績はこちらです。
この『Mattrend-EJ』は、ユーロ円専用のトレンド系ロジックとなっています。
同社初のEA発売となり、要チェックです。
今後、本エキスパートラウンジでもフォワードテスト(成績)結果を公開して参ります。
新発売キャンペーンとして特別価格にて販売中です。
詳しくは、以下のマットキャピタルマネジメント社HP(勝利の方程式)をご覧ください。
http://matt-i.com/matt-mt4.php

(本EAは、FXTF MF4専用EAとなりますのでご注意ください。)

2011年11月13日日曜日

EAのテストと性能評価(4)

今回は、(3)Every tickについて簡単に解説します。

"Control points"と違って、"Every tick"は、
バー内の価格の動きをモデル化するのに利用可能な
最も短いタイムフレームのデータを利用します。

そのため、3つのモデル化の方法の中でバー内の価格を最も正確にモデル化できます。
したがって、テスト結果も3つの中で最も信頼できる結果を出すことになります。

2011年11月4日金曜日

EAのテストと性能評価(3)

今回は、(2)Control pointsについて簡単に解説します。

(2)Control pointsモデルは、バー内でトレードするEAの大まかな評価をするためのものです。

テストのために選択したバーよりも一つ短い時間枠のバーが使われます。

一つ短い時間枠の過去データがテスト期間で欠落している部分があるかもしれません。
その場合は、予め定められたバー生成ルールにしたがって、
一つ短い時間枠の擬似的な過去データが生成されテストに使われます。

このモデルでのテスト結果は、あくまでも大まかな見積もりのためのものであり、
最終的なものではないと考えられます。