2012年1月16日月曜日

システムトレードで成功するために重要にも関わらず多くの人が無視、誤解していることについて(3)

前回、

「適切なレバレッジ」に関しても、多くの人が誤解をしています。
多くの人が、「レバレッジを大きくすれば、リスクは大きくなるかもしれないが、その分(平均的な)利益も大きくなる」と何となく考えています。
しかしながら、このことが実は誤解である

ということを述べました。

今回から、このことが実は誤解であるということを論じたいと思います。

ここでは厳密な議論を行うために、

トレードでのレバレッジのかけ方は固定比率トレーディング(fixed fractional trading)にしたがって行う

ということを仮定します。

固定比率トレーディングとは、

常に現在の総資産の固定比率f (0 <= f <=1)を投資にまわす利益再投資を行う投資法

のことです。

この固定比率トレーディングは、投資法としてはかなりアグレッシブなものかもしれませんが、考え方としてはまあ自然なものではないでしょうか?

固定比率トレーディングは、元々株式等への投資への考え方から生まれたものだと思いますが、FXのような売りからも買いからも入ることの出来るレバレッジのかけられる証拠金取引の場合は、固定比率トレーディングはどう考えるべきでしょうか?
これについては、次回お話します。

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