考えているトレードシステムの過去40回のトレード結果に関して、
fを0から1まで変化させていったときの1トレードあたりの資産の平均成長率を
表すと以下のようになります。
この図を見ていただくと分かりますが、
1トレードあたりの資産の平均成長率はfに関する単調増加関数では
ありません。
このトレードシステムの過去40回のトレード結果に関しては、
f=0から0.496まではfが増加すると1トレードあたりの資産の平均成長率
も増加していきます。
f=0.496のときに1トレードあたりの資産の平均成長率は最大値を取り、
その値は1.0270になります。
すなわち、証拠金8236/0.496=16600円あたり1単位トレードし、
そのときの1トレードあたりの利益は2.7%になります。
fが0.496より大きくなると1トレードあたりの利益は最大値の2.7%
から減少していき、fが0.886より大きくなると1トレードあたりの
利益はマイナスになってしまいます。
この観察より、
固定比率トレーディングにおいて、レバッレッジを大きくしていくと
1トレードあたりの資産の平均成長率はあるところまでは大きくなるが、
それを超えてレバッレジを大きくすると1トレードあたりの資産の
平均成長率が減少していくことが分かります。
すなわち、
レバレッジを大きくすれば、リスクは大きくなるかもしれないが、
その分(平均的な)利益も大きくなると多くの人が何となく考えていますが、
これは間違いであることが分かります。
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