半自動EAによる押し目買い局面でのトレーリングストップ

押し目買いや戻り売りの局面を、プログラムで正確に見極めるのは、簡単ではありません。様々なフィルターを入れてルールでガチガチに固めると、押し目買いや戻り売りのパターンの中で、その形状のパターンしか認識できなくなり、反対にフィルターが少なすぎても、押し目買いや戻り売りとは言えないパターンでエントリーしてしまいます。

そこで、押し目買いや戻り売りの局面は人間が判断して、エントリー後のエグジットだけ行うことに重点を置いたストラテジー(EA)を作ってみました。EAをチャートに追加、追加されるとEAは1つ前の足の高値にスプレッドを加味した価格に買いのストップ注文を出します。その注文価格で約定せず、次の足で高値が切り下がれば、ストップ注文も次の足の高値に移動します。高値が切り下がればストップ注文を移動することを繰り返して最終的に約定したら、1つ前の足の安値に損切りストップ注文を置き、その次の足以降現在の足の高値と終値が1つ前の足の高値を上回った場合、損切りストップ注文を現在の足の安値に移動します。現在の足の高値と終値が1つ前の足の高値を切り上げていくと、損切りのストップ注文価格も切り上がっていき、トレーリングストップとして機能します。

まずはどのように動くか動画でご確認ください。太い黄色線が約定前の買いストップ注文で約定すると太い赤色線に変わります。太い水色線は約定前の損切りストップ注文で、約定すると太い青色線に変わります。またエントリーした足の安値価格には赤矢印が、エグジットした足の高値価格には黄色矢印が出ます。

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