2011年10月30日日曜日

EAのテストと性能評価(2)

MT4はStrategy TesterでEAをテスト際、
過去データの扱いに関して3種類のモデルがあります。
すなわち、
(1)Open price only
(2)Control points
(3)Every tick
の3種類です。
小さな期間の過去データを使えば、足の中の価格の
変動を見ることができ、より正確な価格の変動を
反映したテストをすることができることになります。


今回は、(1)Open price onlyについて簡単に
解説します。
(1)Open price onlyモデルは、

直前のバーに注文で指定した価格が含まれていれば、
(すなわち、直前のバーのLow <= 注文で指定した価格 <= 直前のバーのHighならば)
次のバーのオープン時刻に指定した価格(このバーに含まれなくとも)
で、その注文が約定したことになる。

というモデルです。

(1)Open price onlyモデルは、3つのモデルの中で
最もテストが速くできるモデルですが、テスト結果の
正確さは3つのモデルの中で一番悪くなります。

2011年10月22日土曜日

EAのテストと性能評価(1)

MT4では、Expert Advisor (EA)を作ったり、実行させたりするだけではなく、
EAのテストを行う機能もあります。
今回から何回かに分けて、EAのテストと性能評価について説明します。

MT4でEAのテストをするためには、Strategy Testerを使います。
Strategy Testerは"Tester"というウインドウで動きます。テストを行うための操作の説明は省略します。
EAのテストを開始する前に、"Tester"ウインドウの"Setting"タブで以下の設定をする必要があります。
1. "Expert Advisor"を選んでInputsを設定する
2. "Symbol"と"Period"を選ぶ
3. 3つの"Model"から一つを選ぶ
4. テストする期間を選ぶ(オプション)

これらの設定操作についての説明も省略しますが、
テストを行う際に「3つのModel」が、どのようなものであるか理解しておく
必要があると思いますので、まず最初にこの3つのModelについて、次回説明します。

2011年10月21日金曜日

「FX攻略」12月号(10月21日発売)に「FXTF MT4」の特集記事が掲載

外国為替証拠金取引(FX)専門月刊誌「FX攻略」12月号(10月21日発売)の
P112~114に「FXTF MT4」の特集記事が掲載されました。

国内初の「ワンクリック注文」や「一括決済」、
EA専門サイトとしての「エキスパートラウンジ」など
他社にない豊富なサービス・特徴がわかりやすく掲載されております。
このような機能面の充実に加え,MT4導入業者中トップクラスの
スプレッドの狭さのために,「FXTF MT4」はFXシステムトレードの
プラットフォームとして魅力的なものになっているのではないかと思います。

記事中にもありますが、「FXTF MT4」は裁量でトレードする方々にも
便利な機能が搭載されています。

この機会に是非、ご一読ください。

2011年10月14日金曜日

メタトレーダー4で勝つために”7つのポイント”4時間セミナー 10月29日@東京

こんにちは。
エキスパートラウンジでもEAをご照会させていただいております、株式会社テラス主催のMT4セミナーのご案内です。

  1. MT4の操作に不安がある方は、もってこいのセミナーだと思います。
  2. かくいう私も参加しましたが、初心者にも分かりやすい講義で、しかも中級者でも知らないようなテクニックの解説もあります。
  3. 4時間の開催で、パソコンを実際に操作する講座もありますので、バックテスト等の操作方法もその場でマスタ−できます。
  4. 参加料金もPC実習付きのセミナーとしては格安です。
  5. エキスパートラウンジに登場しているEAのロジックの概要や評価方法も学べます。

休日の半日を投資する価値は十分あると思いますよ!
詳しい日時、参加料金、お申込み方法等は以下からご覧ください。

メタトレーダー4で勝つために”7つのポイント”4時間セミナー 10月29日@東京

2011年10月10日月曜日

スプレッドの壁

システムトレードで利益を出すためには、いろいろな障壁を
乗り越える必要があります。
いろいろある障壁の中でも、最も気にしないといけない障壁の
一つが「スプレッド」です。

何社かのUSDJPYの「スプレッド」を調査した結果がありますので、まずそれを見てみましょう。
下のグラフは、株式会社テラス様に調査いただいた各社のデモ口座でのUSDJPYのスプレッドの時間的な変化を表したグラフです。
スプレッドの調査日は2011年9月20日です。


この調査結果からは、FXトレードフィナンシャル社がもっともスプレッドが小さく、
スプレッドの時間的な変動もないことが分かります。

システムトレードは、基本的には、利益が出るトレード、損失
が出るトレードを数多く繰り返しながら、統計的な優位性を拠
りどころとして、トータルで利益を出そうという手法です。
スプレッドは毎回必ずトレードの成績をマイナスの方向に引っ
張ります。このスプレッドのトレード成績へのマイナスの影響
は意外に大きいです。

システムトレードにおいて白黒はっきり結論付けられることは
非常に少ないですが、スプレッドに関しては結論は簡単です。

結論
1. スプレッドの平均値は小さいほうがよい。
2. スプレッドの平均値が同じならば、スプレッドの変動が
小さいほうがよい。

システムトレードで利益を出すためには、スプレッドに関して
上の結論の観点から少しでもよい条件を提供している
ブローカーで取引すべきでしょう。

2011年10月1日土曜日

MQL4でのプログラミング

こんにちは。

ご存知の方も多いと思いますが、
MT4は、自分でプログラムを書くことによって、
自分のオリジナルなEAを開発することができます。

開発に使われるプログラミング言語はMQL4という言語です。
このMQL4という言語は、メタトレーダー独自のものですが、

実は文法的にはC言語とほぼ同じです。

なので、C言語でプログラムの書ける人ならば、恐らく
すぐにMQL4でプログラムが書けると思います。

C言語でプログラムの書ける方、MT4でのEA開発に
挑戦してみませんか?
結構楽しいですよ!!

ただ、MQL4でEAを開発するときに、MQL4の文法以外に、
MT4の動作原理等、理解していないといけないことが
いくつかあります。
これに関しては、また別の機会にお話させていただきます。