バックテストの際に気をつけないといけないことの2つめは、多くの自動売買のプラットフォームではBidの値段によって売買が行われたものとしてバックテストが行われるということです。
これは現実からは大きく異なります。現実には、買うときはAskの値段で買うことができ、Bidの値段で買うことは出来ません。
これがバックテストでは何を意味するかというと、例えば、
これは現実からは大きく異なります。現実には、買うときはAskの値段で買うことができ、Bidの値段で買うことは出来ません。
これがバックテストでは何を意味するかというと、例えば、
- 指値で買い注文を入れていた場合、実際には約定しないのに約定したと取り扱われることがある。
- 逆指値で注文を入れていた場合、実際には発注しないのに、発注し約定したと取り扱われることがある。
- 逆指値での買い注文は、逆指値での売り注文に比べて有利な方向にバイアスがかかる
などです。
これらの要素がバックテストでのシステムのパフォーマンスに及ぼす影響は無視できないもので、これらを加味した上でバックテストでのパフォーマンスを評価する必要があります。